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お知らせ暮らしの保健室

晴れ時々

某月某日

バックヤードを片付けていた。買取が重なり保管する場所を確保するためだった。積み上げられた段ボール箱を移動させている最中、写真の納められた小さな額を見つけた。開業した当初、壁に掛けていたものだった。忘れたものがないか振り返った。

晴れ時々

某月某日

あわせて100を越えたところのおじさん2人が肩を並べながら話していた。あったなかったと様変わりした街の様子を眺めながらこれまで過ごしてきた時間を振り返っていた。気がつくとないものばかりを数えていた。海に着き足りないものを探していると白波の立つ正面にシ...

晴れ時々

某月某日

日本一周中、熊本に寄った。太鼓の音に誘われ入ったお店で富山から来たことを伝えた。スキヤキの話題で盛り上がり2度ほど演奏させてもらったことも伝えた。その後一緒に演奏した彼等のスキヤキ愛を今思い出している。

晴れ時々

某月某日

大切そうに荷物を抱えて歩く人がいた。脇目も振らずなにがあっても離さない素振りだった。本当に脇目も振らず離さなかったのだろう。躓いて顔が血だらけだった。僕はなにが大切なのか分からなくなった。

音楽

今を奏でる

廊下に貼り出されていた数十枚の修学旅行時だったかの写真。その中の、自分の写っていない一枚が欲しかった僕は、写真代に適当な理由を添えて友達に渡し、その中の一枚を購入してもらった。その適当な理由は適当だとすぐにバレてしまったが、その写真に気になる女の...

漫筆

自尊心

嫁よりも低収入の自分が許せない、私の方が高学歴なのに評価されなくて腹が立つ、自身の障害を認めたくない、あいつになんか頼りたくない等、生きづらさを抱えるきっかけに自尊心が関係することは多い。 自尊心。この自尊心は肯定的に働けば状態をいい方向へ持ってい...

漫筆

お月様ライト

今日も数名の方のお話を聴かせてもらう。しんどさを抱えている人たち、ほんとに誰よりも考えてるんだと思います。考えすぎとも言えるくらい真剣に、誰よりも頑張ろうとしてる。そんなようにしか聴こえません。 死んでしまったらほんとにおわりなので、なにか少しでも...

漫筆

先生

僕のことを先生と呼ぶ中学生がいる。 先に多くの時間を生きてるから先生といえば先生だけど、実際はたんなるおじさん。文字通り、先に多く生きているから先生なのだとすると、まず親が先生で、祖父母や兄姉も先生となり、近所の人たちも先生となる。見渡せば先生だら...

漫筆

ここしばらくの走り書き

近所の子どもたちが楽器を背負って遊びにきたり おじさんも仲間に入れてもらったり 富山駅へ出店に出向いたり 「飯はまだか」とせがまれてみたり 仕事の帰り道にひとり佇んでみたり 「僕たち勉強する順番を間違えてるのかもしれないね」と、さっきまで死にたいなんて...

交流分析

値引き

「俺に任せておけば大丈夫」とコンパで知り合った女性と浮気をし「嫁は鈍感なやつだから」と浮気を繰り返し「バレても離婚にはならないだろう」と高をくくった結果、離婚。ついぞ周辺で起きた出来事だと友人から聞く。 俺に任せておけば大丈夫、嫁は鈍感なやつだから...

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