某月某日

ある日中の出来事。若者と口げんかになったと、ひとりのおじいさん。どうやらおじいさんが車を運転中に前方不注意で若者を轢きそうになったらしい。気になるところがいくらかあったので話しを聴くと、おじいさんの言い分はこうだった。 「ここに住み始めてウン十年。...

某月某日

あるニュースサイトで2つの記事が目に止まった。1つは母親が包丁で子供を傷つけたものと、1つは女性の自殺率に関するもの。いずれも県内のニュースである。一見それぞれの内容であることは確かだが、行動に違いがあるだけで行動をとってしまう背景は同じではないかと...

某月某日

今日は桜桃忌。この桜桃忌とは太宰治の誕生日でありながら悲しいかな残念な姿となって発見された日でもある。彼を偲ぶ方々が毎年禅林寺に集まりそれぞれに耽るそうだが、この同じ日に新しい挑戦をはじめた方もいる。 話すこともままならなかったその方は周囲と少しず...

4月27日

棚に収まった言葉たちが我慢しきれず店内を飛び交い。4か月ぶりの営業は場所が変わって、ゆっくりと話し終えるそのらしさは変わらず。 お久しぶりです。元気にしていましたか。花がたくさん届きました。素敵な看板も付きました。僕は変わらずのつもりでいます。

某月某日

お店の取り壊しが決まった。形のあるものはいずれなくなるけれど、やってきたことは残っている。どんどん発展させながら前に進もう。

某月某日

2024年を迎えるとともに生活の基盤を失った。能登半島地震による影響で、現在は仮住まい先で生活をしている。 家もお店も復旧が困難な状況で今後の見通しはまだ立てることが出来ていないが、何かしらの形でまたみんなで集まれる場所は作りたいと考えている。 個人で...

某月某日

出店準備を進めている中、段ボール箱を抱えた友人男性がやってきた。その彼は金属加工の職人で、また趣味の域を越えたジャズギタリストでもある。いろんな意味で魅力的な行動を取るその彼の話はとてもおもしろく、準備そっちのけで久しぶりの会話を楽しんだ。そんな...

某月某日

他者を否定することでしか自身を保つことができなく、その結果招くことになってしまった孤立状態を埋めるべく手にしたアルコールがさらに自身を追い詰める。 現状を受け入れることができなく周囲を否定するしかなかった様子は想像するにつらそうで、振り返ると僕にも...

某月某日

口内のメンテナンスが再開した。話す機会に合間ができたのでここぞとばかりに歯医者へ予約を入れた。治療そのものはあっという間に終わるのだが、その後の過ごし方に難があり苦労している。しかしその苦労と引き換えにまた楽器が吹けるようになった。今少しずつ感覚...

某月某日

日々新しい出会いが増えていく中で、古くからの友人たちとのやり取りも行われている。その大多数は音楽に関わる人で、表現者が割合を占めている。その友人たちから誘っていただき、来月行われるパフォーマンス企画に参加することとなった。内容は絵、音楽、踊りによ...

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