某月某日
夜の事務所仕事を終えて、その足でいつものホームレスさんのところへ。 これまでと変わらずに過ごす様子を見ながらあれやこれやと談笑し、会話の流れで仕事ではなくプライベートで来ていることを伝えると驚きと同時になにか考え込む素振りを見せたのがとても印象的だ...
某月某日
さて、何も考えずにつらつらと書いてみよう。 突然どうしたのか。今年の流れをタロットカードで占ってもらったら、3月4月は発信するタイミングであると某Mさん。ほほう。何を発信しようかしら。眼の前では開高健のエッセイが積読タワーの上でいつ読んでくれるのと...
某月某日
ある男性が退職を決断した。居眠り運転による事故を起こしたことが決め手となった模様。続けるかどうか、かなり考え込んでいた時期もあり、顔を突き合わせながらながく話したこともあった。幸いにも双方に怪我などはなかった様子。 時として迷いながらの時間も必要だ...
某月某日
お客さんから床のひび割れが大きくなっていないかとご指摘を受けた。引っ越してきた先の床に入っているひびの事である。僕は毎日このひびを見ているのであまり気にしていなかったが、改めて言われると怖くなってきた。このことをオーナーに伝えると調べてほしいこと...
某月某日
用事があり午前を外出の時間とした。普段は工場で働いていて、仕方のないこととはいえ申し訳ない気持ちになる。用事を早々に済ませ、少し時間があったので久しぶりに近くの川へ釣りに出向いた。この川は以前よく通った場所で、明るい時間こそあまり経験はないが投げ...
某月某日
一軒まるまるの蔵書整理。隣町へ向かうため久しぶりに海沿いを車で走る。平日にもかかわらず道の駅には人が集い、休憩や買い物でにぎわっていた。道の駅は車での移動を好む人種にとってとてもありがたいもので、僕も日本一周をした際はいくらかお世話になった。地域...
某月某日
やる気がない。と言ってしまえば嘘になってしまうが、あながち嘘でもない。正確にはやる気を出さない、頑張らないが正しいのか。本当はがんばらなければならないのに空回りしてしまいそうでそれが面倒。なので脱力を心掛けている。多分頑張れば何かしらの成果は得ら...
某月某日
山になっている段ボール箱を眺めながら身体ひとつで稼ぎたいと思っていた自分を思い出す。今もその気持ちは変わらずあるのだが、おもしろそうな本なんかを見つけるとこれはこれで悪くもないのかなと思えてくる。在りたい自分と今の自分の差が悩みや苦しさだと考える...
某月某日
少しずつ本が増えてきましたねと、ある新聞記者さん。お店の周辺で家屋の取り壊し作業が行われるその段取りが進んでいる表れだ。これから先、住人の減っていくであろうことが予測される地域を選び、新しく生活の拠点を構えた僕の判断はおかしかったのだろうか。など...