某月某日
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先日まちづくり事業関連でひとつの集まりに参加した。能登沖地震の被災地として今後どんなまちづくりが必要になっていくのか、意見交換をする場だった。いろんな意見が飛び交うなかで、僕の頭のなかは一発ものの企画よりも日常的に人の行き来する様子をイメージしていた。
具体的にどのような環境が必要になってくるか、なにがあれば人が戻ってくるかなどに正解はないだろう。そう考えるとどんな街にしたいのか、そのためにはなにを大切にしていくべきなのかを考えていく方が重要なのではないか。
「孤立が最大の敵」と考えるようになり僕のお店は始まった。これは開店当初から今も変わらない姿勢でいる。日常の延長に安心して話せる環境があれば、最低でも孤立しない状況は用意できる。僕は被災地のまちづくり事業の中でも「孤立させないまちづくり」が大切な要素なのではと考えている。
建物が次々と取り壊されて、更地が目立つようになってきた。この更地の利用もまちづくりに関しては大きなテーマになってくる。僕ならどんな使い方をするのだろう。試してみたいことはいくつかある。