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生き方研究所冬の過ごし方

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冬は春へ向けた準備期間。

無理をしてなにか活発に動こうとするのではなく、静かに過ごすのが本来の過ごし方だと昔のひとは言っていたが、今の時代はそうも言っていられない。働き方や街の在り方など生活環境が変わり、常になにかに駆り立てられていたり振り回されていたりと慌ただしく過ごしている。実際のところ時代の変化として受け入れていくしかないのだが、せめて気持ちだけでも、僅かな時間を作ってでも、ゆっくりと過ごしたくなったりしないだろうか。ということで、お店やプライベートで関わっている方々がどのように冬時期を過ごしているのか、その過ごし方やおすすめなどを聞いてみた。


もっとも多かったのが読書や映画など暖かい環境を用意してのひとり時間。これはうちが古本屋ということもあり安定した回答だった。常連さんの8割が本を読まない危篤で奇特な古本屋だが、まれに購入してくださる行動に僕は「ああ冬が来た」と風物詩のようなものを抱く。このひとりでなにかに取り組む時間を構造化すると閉鎖引きこもりに分類される。時間の構造化とは交流分析の一分野で、整理分類化した時間の使い方でこころの栄養度合いを測ろうとする考え方のことである。

次に多かったのが食べる。特に自炊する方は新しいメニューに挑戦したり、アレンジを考えたりとクリエイティブに過ごす様子が僕には新鮮にうつった。この時間を構造化すると、自身のためだけであれば閉鎖引きこもりとなり、そこに誰か相手がいたり目的が含まれているのであれば活動仕事となるだろう。ちなみに僕は最近こし村百味堂さんの生菓子が楽しみで仕方ない。

そしておすすめとして以外に思ったのが勉強。資格取得を目標にしたものや自身の興味や関心を深堀りするとのこと。また以前挫折した事柄に再度挑戦したり自身の専門分野をより鍛えるなど、富山県民らしい真面目さが感じられた。この時間を構造化すると閉鎖引きこもりに当てはまりそうだが、最終的には自己実現による親交親密など理想的な過ごし方が期待できる。

なかにはひたすら寝るという方もおられた。もちろんそれはそれで必要なことだし、よほど疲れているのだろうとそっとしておいてあげたくなってしまうのだが、個人的はもったいない気持ちも捨てきれない。これは閉鎖引きこもりと言い切って問題ない。


この時間を構造化するという試みでは、どれだけ栄養のある時間を過ごしているかを測ることができ、またその過ごし方によって得られる栄養の違いから春の迎え方に差が生じられることも考えられる。僕の過ごし方といえばもっぱら活動仕事になるのだが、時間を用意しては積極的にコントラバスに触っている。古本屋の分際で。

冬は春へ向けた準備期間。閉鎖的になりがちな今の季節をすこしでも健康的に保つため、また気持ちよく春を迎えるためにも、なるべく気持ちのよい過ごし方を選んでみてほしいものである。


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