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漫筆死姿詩

朝日新聞社の臨時特派員として戦場へ出向いた作家開高健が帰国後生きている事への実感を釣りに求めたように、早朝のスーパーマーケットで大量の品物に押しつぶされそうになってるおじさんも生きている実感を味わいたくバイト終わりに少し寄り道。開店前のスーパーマーケットもまた戦場である。

今回の寄り道スポットは帰宅途中にある河口域。たまにいいサイズのシーバス(スズキ)が上がっているらしいが時期も時期。なのであまり期待せずにいたが、しっかり食ってきてくれたので喜びも大きい。ムフフである。一見なんでもない川の流れの中にもちゃんとした変化があり、同じ様に流れている様に見せかけて緩急が存在する。そういう変化を見つけることが出来ると、ちゃんと反応してくれる個体が待っててくれるんですな。数年ぶりのやり取り、楽しかったです。


途中まで読んでた開高健のエッセイを一から読み直してるうちに寄り道熱が再燃。酒、料理、女、釣りと、欲のままに綴られている文章を読むと、単なる遊び人ではなく目一杯生き死にと向かい合ってきたからこその行動なのだなと再確認。こんなおじさんになりたいものである。


開口閉口

読書の楽しみを語り、現代の風俗を諷刺し、食味の真髄を探り、釣りの薀蓄を傾け、世界の美酒・珍酒を紹介し、人生の深奥を観照する。――鋭い洞察が溢れ、ユーモアとウィットに富み、自ずと人柄のにじみ出る絶妙な語り口は読者を魅了せずにはおかない。「男の収入の三分法」「面白い物語はまだまだある」「釣るのか釣られるのか」「酒の王様たち」「小さな話で世界は連帯する」など珠玉64編。

古本屋がAmazonのリンクを張って本を売るのはほんとどうかと思うが、面白いので是非。もう少し暖かくなった頃にみんなで釣り糸を垂らしながらワイワイできるような企画を立てたいと思う。のんびりいたしませう。


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