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なるやの詩お昼寝

対岸に見える小さな灯りがわたしのものであると思えたとき
水面に揺れ映るその光の橋はわたしを渡らせまいと途中途切れ

等間隔で整列するいつかの滲みを備えた橋脚の間隔が
取るべき人との距離感ではないことを知らしめようとする

項垂れた街灯の頭がつくるその影はわたしを模倣するように同形を繰り返し作り
列を乱そうと自らを並ばせては違和感のない自分の影に安堵する

役目を終えて流れてくるアルミ缶とプラスチックは
その後の運命を互いに気にしながらぶつかり合い

その音に耳を傾けながら今日見た夕日を思い出すわたしは
反転流の向こう際に14グラムの後悔を投げ続ける


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