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なるやの詩お昼寝

群青色の大きな影の背がすこしずつ低くなり
蜜柑色の涙は遠く離れる

憶えていますか

1277話目の物語は白い屋根の下から始まり
向こうに見える街灯の下までたどり着く前に終わる
変わらず水のない海を泳ごうとしています
見上げると透き通った悲しい顔がこちらを見ながら何処かへ歩き出そうとしています

季節外れの蛍が交尾をするようにあかりがひとつ消えました

髪が伸び
すれ違っても気が付かない距離になったと知ったとき
わたしは蜜柑色の涙を含みたくなるでしょうまた

今日の目覚めはわるくありません
いい言葉も思いつきそうです
マフラーは巻かないことに決めました
どこかに置き忘れてしまわないように
あなたの涙がかくれてしまわないように


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