ウィルスというか、公衆衛生のお話をしようと思う。



新型コロナウィルスのパンデミックによってインフルエンザウィルスの流行は優位に抑えられた。この2シーズンは少なくとも流行していない。これはなぜか。これまでと同様ワクチン接種と、いわゆる「3密」の徹底、マスクの使用などによるものとされている。これに、手洗いとうがいという基本的な感性予防対策が加わっていると考えられる。

インフルエンザはかなり抑えられたが、ノロウィルスや感染性胃腸炎、結核などの予防にはあまり効果がなかったことも無視できない。少なくとも、この予防策はインフルエンザには劇的に効果があった。そのことを無視してはいけない。そして、それ以外の、例えばノロウィルスなどに対しての無効も無視してはいけない。しかし、こんなにインフルエンザが流行しなかったことはないし、その効果をちゃんと評価すべきである。やるべきことはシンプルであった。手洗いとうがいである。



私たちがこの新型コロナウィルスのパンデミックで学んだことは、手洗いとうがいという基本的な感染対策がいかに有効であるかということである。シンプルで誰にでもできるこの方法がどれだけの効果があるか、そのことを知ったと思う。



もうひとつ、エタノール(アルコール)による消毒もあるだろう。

エタノールによる消毒効果は非常に高いし、効果時間も速い。ただ、その効果は蒸発する時にあるということを知っているひとは少ないのではないか。つまり、撫でるだけではだめということである。アルコールの消毒効果はそれが蒸発する時にあるのであって、ただその液体を撫でればいいというわけではない。

新型コロナウィルスのパンデミックの後、アルコール消毒液があちこちに配置された。スーパーや食べ物屋さんの出入り口にアルコールがある。しかしながら、それを有効に活用できているだろうか。前述した通り、アルコールの消毒効果は蒸発時にある。つまり、液体を撫でるだけでは効果はまだない。すーっと蒸発させなくてはならない。この点がとても大事である。



公衆衛生というのは、誰か一人ができるものではない。一般的な認識によるものである。手洗いの正しい方法や、アルコール消毒の仕方など、その正しい方法とともに、手段として適切に行うことが求められる。

新型コロナウィルスのパンデミックによってこの当たり前な手段がいかに重要で効果的なことかが明らかになった。ワクチンや薬剤ではなく、手を洗い、うがいをすること。そういう清潔の概念を大事にすることがいかに大切かを学ぶべきである。

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